リフォームに関して
桐箪笥の損傷具合は1点1点異なります。修理にかかる時間も異なってまいります。ですので、小舞工芸ではお直しにかかる料金を人工でお見積りさせていただいております。損傷具合、サイズにより料金が異なります。リフォームプランは桐箪笥の損傷具合により、3つの修理がございます。
軽度修理
損傷が少なく古い仕上げ面(表面)を水で洗い、色つけし直す修理です。
中度修理
割れ、凹み、キズがあるもので材料の継ぎ足しが必要な修理です。
重度修理
欠損がひどく、張り直しが必要な修理です。
職人のこだわり
- 今後また100年使っていただけるように心を込めてリフォーム致します。
- 本体修理にて、金具以外、さび、傷みの原因になる鉄釘は一切使いません。
- 染料を厚塗りしてキズをごまかすようなリフォームはいたしません。
すでに他社様にて修理履歴があり、鉄釘の使用が多数ある場合には、修理方法などご相談させていただきます。
仕上げに関して
すべての損傷具合の修理で仕上げをお選びいただけます。
多くの桐箪笥修理では、仕上げ方法により料金が異なりますが、
当方では仕上げ方法による料金の変動はございません。
下記色味はお客様のお好みに応じて調整可能です。
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純白時代仕上げ
桐材の表面を焼き、余分な煤を落とし、磨き、水で溶いた純白の砥の粉を塗りこみ、カルナバ蝋で仕上げます。
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赤時代仕上げ
工程は純白時代仕上げと同様。土から出来た赤砥の粉使用。焼き加減により赤みを調整します。
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本黄時代仕上げ
工程は純白時代仕上げと同様。土から出来た本黄砥の粉使用。天然の土の色です。
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赤墨時代仕上げ
工程は純白時代仕上げと同様。赤砥の粉に黒い顔料を混ぜた物を使用。
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砥の粉仕上げ
伝統的な桐箪笥特有の仕上げです。うずくりをかけた後、本黄砥の粉、淡黄砥の粉、水、染料をまたものを塗り、カルナバ蝋で見上げ上げます。